第1部:分科会
第1分科会 <育てる>=早期発達支援領域=(S棟S103教室)
座長:京林由季子(岡山県立大学)・堂山亞紀(目白大学)
1-1 『保育者養成校における言葉指導法』
早川礎子(小田原短期大学)
1-2 『3歳児の‘育てにくさ’の要因と発達障害について』
渕上真裕美, 和知真由(東京学芸大学大学院)・
林安紀子,橋本創一(東京学芸大学)・
秋山千枝子(あきやまこどもクリニック)
1-3 『感覚過敏のある発達障害幼児の子育てに関する調査報告』
町田唯香,渕上真裕美,橋本創一,秋山千枝子(あきやまこどもクリニック)
1-4 『保育場面における幼児の運動発達の評価に関する予備的研究』
青木みゆき(岡山県立大学大学院)・
京林由季子,中村光(岡山県立大学)
第2分科会 <つくる>=支援システム領域=(S棟S102教室)
座長:真鍋健(千葉大学)・渡邉貴裕(順天堂大学)
2-1 『発達障害児の多様な学びの場の連続性の実際』
井上剛(東京学芸大学大学院)・
田口悦津子,仲野真史(東京学芸大学附属特別支援学校)・
大伴潔,林安紀子,橋本創一(東京学芸大学)
2-2 『特別な支援を要する生徒への支援体制に関する調査報告』
竹達健顕,渡邉真帆,日下虎太朗(東京学芸大学大学院)
2-3 『障害者に対する態度研究の動向と今後の課題』
米田真緒(北海道教育大学大学院)・
細谷一博(北海道教育大学)
2-4 『ダナン市の障碍児と家族支援に関する調査』
TRAN NGOC TRA MY (千葉大学大学院)・
真鍋健(千葉大学)
2-5 『法人調査と支援事例の報告』
安藤直子(社会福祉法人 武蔵野千川福祉会 八幡作業所)
第3分科会 <関わる>=コミュニケーション支援領域=(S棟S106教室)
座長:小島道生(筑波大学)・熊谷亮(福岡教育大学)
3-1 『視線入力装置を活用した選択活動について』
宮島伸行(東京都立町田の丘学園)
3-2 『ダウン症児における自己主張に関する研究』
金野楓子,佐々木可愛(東京学芸大学大学院)・
菅野敦(東京学芸大学)
3-3 『早期老化及び不適切行動が見られるダウン症者への支援』
谷﨑隆太,小林倫,斗舛もも子(社会福祉法人 湘南の凪 もやい)
3-4 『特別な支援を要する小学生に対する本人との対話による支援』
熊谷亮(福岡教育大学)・
三浦巧也(東京農工大学)・
杉岡千宏,李受眞(東京学芸大学大学院)
3-5 『高等学校における発達障害のある生徒の自己理解の現況とその支援に関する調査報告』
渡邉真帆,竹達健顕,日下虎太朗(東京学芸大学大学院)
第4分科会 <学ぶ>=学習支援領域=(S棟S105教室)
座長:細川かおり(千葉大学)・三浦巧也(東京農工大学)
4-1 『肢体不自由教育と知的障害教育の連携による書字指導』
阿部敦子(東京都立青峰学園)・
諏訪肇,吉田崇(東京都立志村学園)・
河野文子(筑波大学附属桐が丘特別支援学校)
4-2 『肢体不自由教育部門における移動検定の実施』
芋川恵美子,今出博之,井藤知世,冨田義昭(東京都立町田の丘学園)
4-3 『知的障害生徒における発達年齢と情報モラル習得との関係』
爲川雄二(東北大学)
4-4 『児童発達支援における五感脳トレーニングの効果』
武田規公美(一般社団法人 五感脳トレーニング協会)・
西野仁雄(名古屋市立大学)
第5分科会 <暮らす・働く>=生活・就労支援領域=(S棟S203教室)
座長:菅野和恵(東海大学)・霜田浩信(群馬大学)
5-1 『将来を見据えた支援とは』
鈴木美代(三鷹市子ども発達支援センター くるみ幼児園)・
菅野敦(東京学芸大学)
5-2『ダウン症児・者に対するライフステージ各期の養育について』
佐々木可愛,金野楓子(東京学芸大学大学院)・
伊藤浩(社会福祉法人 幸会)
菅野敦(東京学芸大学)
5-3 『自閉症児の認知・適応スキルの経年変化と類型化に関する研究』
山口遼,井上剛,李受眞,町田唯香(東京学芸大学大学院)
5-4 『学部間の指導をつなぐ作業学習』
数野誠一,井上美保,添田和久,田島昭美(東京都立八王子特別支援学校)・
菅野敦(東京学芸大学)
5-5 『障がい児・者の働く態度に関する研究(2)』
小笠原拓,岡本孝伸(株式会社ドコモ・プラスハーティ)・
伊藤浩(社会福祉法人 幸会)・
菅野敦(東京学芸大学)
ポスター発表分科会 (S棟S201教室)
座長:尾高邦生(順天堂大学)
P-1 『幼児期における食事調査法が食事内容に及ぼす影響』
小松未佳(三鷹市子ども発達支援センター くるみ幼児園)・
菅野敦(東京学芸大学)
P-2 『発達初期の児童に対する視知覚を育てる実践報告』
渡辺遥(東京都立南花畑特別支援学校)・
綿引清勝(小田原短期大学)・
植竹安彦(東京都立城北特別支援学校)・
齋藤健夫(東京都立八王子盲学校)・
今和泉那美(東京都立清瀬特別支援学校)
P-3 『環境把握に課題を有する生徒支援の一考察』
齊藤健夫(東京都立八王子盲学校)・
綿引清勝(小田原短期大学)・
植竹安彦(東京都立城北特別支援学校)・
今和泉那美(東京都立清瀬特別支援学校)・
渡辺遥(東京都立南花畑特別支援学校)
P-4 『集団参加が難しい自閉スペクトラム症児に対する実践研究』
綿引清勝(小田原短期大学)
P-5 『重度知的障害児に対する、言語の獲得に向けた実践報告』
今和泉那美(東京都立清瀬特別支援学校)・
綿引清勝(小田原短期大学)・
植竹安彦(東京都立城北特別支援学校)・
齊藤健夫(東京都立八王子盲学校)・
渡辺遥(東京都立南花畑特別支援学校)
P-6 『知的障害特別支援学校高等部における相談機能の充実』
辻村洋平(都立青峰学園)・
南幸恵(M’sライフデザイン)・
小笠原まち子(株式会社 パソナハートフル)・
原智彦(あきる野市障がい者就労・生活支援センター あすく)
P-7 『特別支援学校における知的障害児の個別教育計画にみられる指導目標の特徴に関する検討』
柘植康宏(東京学芸大学教育学部)・
町田唯香,山口遼,井上剛(東京学芸大学大学院)
P-8 『知的障害特別支援学校の教育実習生の学びと変化について』
古屋太地(東京学芸大学教育学部)・
渡邉貴裕,尾高邦生(順天堂大学)・
霜田浩信(群馬大学)・
細川かおり(千葉大学)・
井上剛,李受眞,山口遼(東京学芸大学大学院)・
橋本創一(東京学芸大学)
P-9 『急激退行が疑われる成人期ダウン症に対する支援プログラムの有効性に関する検討』
坂口麻衣子(社会福祉法人 龍鳳)・
伊藤浩(社会福祉法人 幸会)
P-10『障害福祉サービスにおける事業所の目的と工賃の関連について』
松本咲子(社会福祉法人 幸会)・
今枝史雄(大阪教育大学)・
菅野敦(東京学芸大学)
第2部:記念講演
『知的障害児・者の生涯発達と支援領域』
講師:菅野 敦(かんの あつし)
東京学芸大学 特別支援教育・教育臨床サポートセンター 教授
<専門分野>
知的発達障害心理学
<自己紹介>
北海道出身。大学卒業後、知的障害養護学校(現:特別支援学校)に教員として勤務。その後、知的障害児・者の学習や発達に関することを学び、研究するために、大学院(筑波大学大学院修士課程 教育研究科、終了後、筑波大学大学院 博士課程心身障害学研究科)に入学。博士課程修了後、東京学芸大学に勤務。当時、日本で唯一の障害児教育に関する研究所である特殊研究施設(現:特別支援教育・教育臨床サポートセンター)に所属。一貫して、知的障害、なかでもダウン症候群を対象に、乳幼児期から成人期までの発達特性及び、各ライフステージにおける発達課題の解明を行う。さらに、そこから得られた知見をもとに、「生涯発達支援」の視点から特別支援教育や障害者支援の具体的な指導・支援内容を明らかにし、指導・支援のための方法や教育課程・支援計画に関する研究を目指す。
<現在の研究課題>
知的発達障害の生涯発達とその支援
<学会における活動>
・日本発達障害支援システム学会会長
・日本発達障害学会理事長
・日本特殊教育学会評議委員、常任編集委員
<書籍> ※著、編著、共著
■2015年 「ダウン症者とその家族でつくる豊かな生活―成人期ダウン症者の理解と
サポート実践プログラム」 福村出版
■2012年 「ダウン症ハンドブック」 日本文化科学社
■2012年 「障害児者の理解と教育・支援―特別支援教育/障害者支援のガイド (改訂新版)」 金子書房
■2010年 「知的障害者の生涯学習支援~いっしょに学び、ともに生きる~」 社会福祉法人東京都社会福祉協議会
■2010年 「新 ダウン症児のことばを育てる―生活と遊びのなかで」 福村出版
■2009年 「やってみよう!自立支援ワークブック」 角川学芸出版
■2008年 「発達障害基本用語事典」 金子書房
■2008年 「言語・コミュニケーション発達の理解と支援プログラム」 学苑社
■2007年 「スクールカウンセリングマニュアル―特別支援教育時代に」 日本小児医事出版社
■2007年 「インクルージョン時代の障害理解と生涯発達支援」 日本文化科学社年
■2007年 「テキスト特別ニーズ教育」 ミネルヴァ書房
■2006年 「特別支援教育における教育実践の方法」 ナカニシヤ出版
■2006年 「特別支援教育の基礎知識―障害児のアセスメントと支援,コ-ディネ-トのために 」 明治図書
※日本発達障害支援システム学会理事長である菅野敦先生は、東京学芸大学副学長・附属世田谷中学校長をご歴任されて、現在、特別支援教育・教育臨床サポートセンター教授でいらっしゃいます。本年度末をもってご勤務されている大学を定年退職されることになり、本大会の記念講演が最終講義となりました。
学会の記念講演ではありますが、一部、菅野先生がご指導された方、共同研究者などの関係者が参加します。会員の皆様には、通常の大会講演とは装いが違うことからご迷惑をおかけすることをお詫び申し上げます。
司会:大伴 潔 (東京学芸大学特別支援教育・教育臨床サポートセンター 教授)